社報LEVEL
現場見聞録

■西日本鉄道(株)発注西鉄天神大牟田線花畑駅付近
連続立体交差事業仮線路切替工事 深夜の仮線路切り替え作業に密着しました。
レベル24号で紹介した、西鉄天神大牟田線花畑駅付近連続立体交差事業の久留米〜津福間を仮線路に切り替える工事が行われました。広報会では今回も深夜〜早朝の取材を敢行。久留米営業所の奮闘ぶりをお届けします。
仮線路切替工事レポート
20時30分 西鉄福岡(天神)駅出発。
21時20分 西鉄試験場前駅に到着。ここが明日の朝には駅舎ではなくなっていると思うと不思議だった。
21時30分 現場事務所到着。本部には松藤部長、貞苅課長、統括責任者で現場代理人でもある福島、田中が詰めていた。切替部は、試験場方切替部、花畑構内切替部、踏切部班の3つのグループ。全部でA班からG班まで分かれている。作業開始まで待機。
22時30分 試験場方切替部へ向かう。もちろん照明はない。暗闇の中、線路を歩いて現場まで行く。
23時46分 下り最終列車通過。
23時50分 電車線、信号線、停電。
A班:レール・ボンド切断、レール切断。クレーンにて軌きょうを撤去し、工事ヤード入口に仮置。
B班:レール切断後、現在線横移動。
C班:通行止め、工事桁架設、その後クレーン搬入。
0時50分 A班:下巻バラストを2台のバックホーにて投入。その後の敷均しはバックホーと人力で行う。
C班:枕木配列(PC枕木5本)レール敷設(25m)。

 花畑構内切替部へ移動。線路を歩いて再び試験場前駅へ戻る。その後花畑駅まで一駅分の線路を歩く。

1時30分 西鉄花畑駅到着。
D・E班:現在線撤去後、仮線路の左レール敷設。右レールはすでに終っていた。
F班:F班の作業は3つに分かれており、そのうち花畑構内乗務員通路の施工(徐行板設置)だった。上下線の新ホーム新設は鹿島建設の担当。
2時30分 花畑駅内を一周して、試験場駅の現場事務所へ戻る。帰りは本線から外れて、昔車庫があったという旧レールの方へ。くたくたになって事務所にたどり着く。1時間休憩。
3時30分 F班の作業一つ仮仮花畑2号の舗装工事が遅れているという情報が入ったので様子を見に行く。空がだんだん白み始めた。現場到着。仮の踏切ができていた。少し遅れているといっても、表層工も終わりというところだった。ライン引きは警察が立ち会わないといけないそうだ。
4時00分 ホーム切替の花畑駅の様子を見に行く。最後の軌道整備が行われていた。一時間後には電車線の送電がはじまる。バラストをカゴのようなもので投入し、ホームの高さ、離れを確認していた。
4時30分 夜が明けてきた。すでにA班からC班は作業を終えたようで、レールは新ホームへと切り替わっていた。信号線はすでに送電 されており、踏切のサインは点灯していた。明るくなってきたので、周りの様子が分かるようになってきた。旧ホームとなる場所はすっかり寂れた雰囲気だ。昨 日までは駅だったのに…。全工程完了の連絡が入り、安堵する。
5時10分 電車線送電。信号が鳴り出し踏切が下りた。工事に関わった全ての人が祈るような気持ちで、ホームに入ってくる列車を見守 り、花畑駅へ向け走って行く列車を見送った。列車が通過すると、単線切替の作業班が手直しのためにサァーっと集まって作業が開始された。今度は下り。遠く 先頭車両が顔を覗かせたとき、「下りも大丈夫だ」と誰ともなく口にした。反対のホームから発車して行く電車をまた見送りながら、単線の部分の下がりを気に する。作業員さんと職員は、枕木の沈みやバラストの調整をするため、仮眠してまた出勤するそうだ。全く頭が下がる思いでいっぱい。清々しい朝焼けを見なが ら昨日からの作業を思い返す。
6時00分 取材終了、解散。

取材を終えて
 線路が移動し、ホームが変わるということは、当然ながら自動改札口や切符自販機も変わる。ちゃんと始発から切符は販売しないといけないし、そのうえオン ラインで結ばないといけない。これも時間との闘いだ。工事完了まではまだまだ先。高架線が建設されると、次は仮線路から高架線への切替が待っている。長い 時間との闘いは続く。

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